[中译] もっともおそろしいものについて

歌名 もっともおそろしいものについて
何为最恐怖之物
About What is the Most Terrifying
专辑
社团 凋叶棕
首发 C82 (2012-08-11)
演唱 めらみぽっぷ
作词 RD-Sounds
编曲 RD-Sounds
原曲 平安のエイリアン
もっともおそろしいものについて 何为最恐怖之物
我は α (アルファ)  そして Ω (オメガ) [1] 吾即 α (起始) 亦为 Ω (终结) [1:1]
我は 一 そして 全 吾即 单一 亦为 完全
我は 不定 そして 無限 吾即 不定 亦为 无限
我は 混迷 そして 恐怖 吾即 混乱 亦为 恐怖
 
—すなわち、不可説不可説転[2] —换言之,此乃不可说不可说转[2:1]
—しかるに、われはわれである。 —然而,吾即是吾。
 
人ならぬ声に心せよ。 对非人之声应持戒心。
闇の淵には心せよ。 对黑暗深渊应持戒心。
敵を呪わば心せよ。 诅咒仇敌之时亦应持戒心。
歪む有象無象 (すべて) に心せよ。 对扭曲的有相无相 (一切) 皆应持戒心。
 
(ちいさなうそ) ”が“ (おおきないつわり) ”を作り出してゆく。 谎言 (微小的谎言) ”将制造出“虚伪 (巨大的虚伪) ”。
そうして、かくも恐ろしき 其后,在极为恐怖的
有為転変の果てに、 无常变幻终了之时,
 
更なる、歪な“バケモノ”が、生まれゆく。 更加扭曲的“怪物”,旋即诞生。
 
その叫び声が齎す 那声惊叫所带来之物
人からまた人へと連鎖していく 在人与人之间不断传播
この感情こそが我が命 此番感情正是吾之性命
 
及びもつかぬものを、 将超乎理解之事物、
「虚」をその「口」でなぞるがいい。 即「子虚乌有」,用「口」诉说吧。
 
その意思のままに、 随那番意识,
認識 (りかい) のままに、 及那番认知 (理解)
 
人よ、 人啊,
嘘を、 说谎吧,
嘘をつけ。 继续说谎吧。
 
さぁ、更なる嘘を! 捏造更多谎言吧!
真実の姿 (わたし) 」から 让其与「真实之姿 ()
 
遠ざかれ。 相去甚远。
 
頭は猿[3] 头似猴[3:1]
躯は狸 身似狸
尾は蛇 尾似蛇
手足は虎の如くにて 手足似虎
 
鳴く声は鵺にぞ似たりける。 高鸣之声与鵺无异。
 
頭は虎 头似虎
躯は猿 身似猴
尾は狸 尾似狸
手足は蛇の如くにて 手足似蛇
 
喚く声は鵺にぞ似たりける。 叫唤之声与鵺无异。
 
頭は人 头似人
躯は人 身似人
尾は定かならずも 不知是否有尾
羽は青赤取り取りに 羽色青红相间
 
哭く声は鵺にぞ似たりける。 哭号之声与鵺无异。
 
幻想は我が 糧なりて、 幻想即是 吾之食粮,
幻想は我が 鎧なり。 幻想亦为 吾之铠甲。
幻想は我が 朋なりて、 幻想即是 吾之亲友,
幻想は我が 鏡なり。 幻想亦为 吾之明镜。
 
—すなわち、不可逆不可侵性。 —换言之,此乃不可逆不可侵性。
—しかるに、われはわれである。 —然而,吾即是吾。
 
「恐ろしきはその姿」 「其姿态实乃恐怖」
「悍ましきはその姿」 「其姿态实乃荒谬」
「忌わしきはその姿」 「其姿态实乃凶煞」
「汚わしきはその姿」 「其姿态实乃污秽」
 
その僅かな間隙に這いよっては 狭小的缝隙里匍匐靠近之物
その数を増していく。 其数量有增无已。
寄る辺のない、 无所依靠的,
不安定な心にこそ、 不安定的心灵正是,
 
更なる、歪な“バケモノ”が、潜むのだ。 更加扭曲的“怪物”,所潜伏之处。
 
果てなく続く探究心。 探求之心无终无尽。
人からまた人へと相伝していく 在人与人之间不断传达
その意思 (かんじょう) こそが我が敵 那番意识 (感情) 正是吾之仇敌
 
不明 (わからず) ”の聖域を 为不让“不明 (不理解) ”之圣域
有らぬ思索で穢さぬよう 因不可有的思想而沾染污秽
 
その意思のままに、 随那番意识,
認識 (りかい) のままに、 及那番认知 (理解)
 
人よ、 人啊,
沈め、 沉没吧,
沈みゆけ。 继续沉没吧。
 
さぁ、沈んでしまえ! 沉往更深处吧!
真実の姿 (わたし) 」を 亲自目睹「真实之姿 ()
 
見失え。 从眼前消失。
 
わが身は 吾即是
われであって、 吾自身,
わが姿は 然吾却不具备
われにあらず。 切实之姿。
 
呼ぶ名さえも判らずに、 连姓甚名谁都不可知,
行き果てたその遥かに、 历经多年远行至此时,
 
この身を神と見紛わん。 此身竟已被误作神明。
 
それは神の名を 其正是
冠した幻想 冠以神之名的幻想
 
—しかるに、われはわれである。 —然而,吾即是吾。
 
神をも越えたその次に、 超越神明之后,
わたしがとる姿は何か。 我将化作何般姿态。
 
それはきっと おそろしいのだ。 其定是 无上恐怖。
それはきっと 不可解なのだ。 其定是 不可理解。
 
このわたしさえ「恐れさせて (おびやかして) 」しまうほど。 甚至连我也不禁「惊恐万分 (惶悸不安) 」。
 
その叫び声を生み出す 令人惊慌尖叫之物
人からまた人へと伝染していく 在人与人之间不断传染
この恐怖 (かんじょう) こそが我が本質 (いのち) 此番恐怖 (感情) 正是吾之本质 (性命)
 
及びもつかぬものへ今も尚、 如今我仍在不停变换模样,
姿を変貌 () えていく 幻化作愈加超乎理解之物
 
その意思のままに、 随那番意识,
認識 (りかい) のままに、 及那番认知 (理解)
 
人の嘘は果てしなく 人的谎言永无止境
 
…そして …其后
 
叫び声が、終には、 惊叫之声,终于,
他ならぬこの身から。 自此身传出。
わたしの思いもよらぬ 我从未预想到的影像 (暗影)
影像 (かげ) を纏いながら… 竟已紧紧将我缠绕…
 
畏れてしまうならば、 若对其产生畏惧,
この力の拠り所さえ、 则此力量之根源,
喪うのかと、思い至ることさえ、 或也将尽皆丧失,仅是做出此番思考,
既に恐ろしい。 业已不甚惶恐。
 
ああ、おそろしいのは… 呜呼,真正可怖之物…
 
人の心なのだ。 实乃人心。
 

注 | Notes

  1. α、Ω

    [中] 《启示录》1:8, 21:6, 22:13:「我是『阿耳法』和『敖默加』」

    [en] Revelation 1:8, 21:6, 22:13: “I am the alpha and the omega” ↩︎ ↩︎

  2. 不可説不可説転

    [中] 不可说不可说转:《华严经》中所提及的最大的数字,即107×2122 = 1037218373881977644441306597687849648128 ≈ 103.72×1037↩︎ ↩︎

  3. 頭は猿……鵺にぞ似たりける

    [中] 出自《平家物语・第四卷・鵺》:

    かしらはさる、むくろはたぬき、をはくちなば、てあしはとらのごとくにて、なくこゑぬえにぞにたりける。———— 流布本元和九年本(1623年)
    頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎の如くにして、鳴く聲鵺にぞ似たりける。———— 校註日本文學大系(1925年) p.259

    文中的「鵺」其实是指虎斑地鸫(虎鶫 / トラツグミ)。 ↩︎ ↩︎